design
「シンプルで、さり気なく鮮やかな建築」


建築は芸術的要素だけで成り立っているものではありませんが、モノに形がある以上、そのデザインにはできる限りこだわりたいと思っています。

建築の存在は一時的なものではありませんので、自己満足のみを追求するのは問題があります。ですからデザイン性を重視した建築だからとはいえ、アバンギャルド(前衛的)ではなく、正攻法で創りたいと思っています。

突拍子もないことを具象化し、注目を浴びることは、非常に容易いことで短絡的すぎます。

「デザイン」とは単なる表層的なものではなく、根底にあるコンセプトの具象化であり、「環境」とは、人・物・自然など、取り巻く全ての要素を指すもので、そこに建築の指標が存在し、求めるべき姿があると考えています。


デザインに王道はあるか?

難しいことを言わずに、要するにセンスのいいものを建ててほしい。
そりゃそうですよね。
では、デザインに王道はあるか?・・・。「そんなものない!」って答える人がほとんど。
「ある!」が正解。
何故か?
デザインはセンスではなく理論だから。服もセンスじゃなくて実は理論。
理論を知らずして、いい感覚を持ってる人のことを、センスがいいというのですが、ここで問題になるのは、センスのみで設計するとその時々の好い悪いがでるということ。
ああすれば、こうなる。こうすれば、ああなると、自ずと決まっていることを知っていれば、失敗する度合いは極端に減少するということです。
高いところから水を流せば、低いところに流れて行く。これ自然の原理。
このことを解っている設計事務所に頼むのが大切なんです。